家づくりの想い

会社を起業した当時を思い起こすと、“心の原風景”という言葉に魅了させられ、古民家再生や古材を再利用した家づくりに手間暇おしまずやることを軸に、いろいろな木造の建物に携わることを会社の方針にしました。
特に古い家の改修に関しては、住まいてには多くの悩み事があるので、とことん相談にのり共鳴してもらえる再生（リフォーム）を心掛けています。
その方針は、今も変わらず持ち続けています。
誰もが、心の中に原風景を持っていて、『ものづくり』の原点はそこにあるそうです。だから一人ひとり造るものが違うし、『ものづくり』が面白いのはそこにあると思うんです。
家づくりも、住まいてとともに考え・造る中で起こる理屈ではないお互いの心が共鳴できた時、満足のいくものが出来るはずです。
しかし、今日の住宅事情は、高性能住宅に重きを置き、工場生産による工期短縮と品質均一化で、住まいてと造りての中で、共鳴仕合える場面が少なくなってきている様に思えてなりません。
私たちは、時代の流れに少し遅れをとってでも、家づくりの計画段階から工事竣工まで共鳴できる場をたくさんもうけ、携わった人が愛着を持ち続けられる家づくりをしたいと思います。

また最近、空家再生という言葉を良く耳にすると思います。
私たち地元の里山にも空家が増加しており、天理市の事業―大和高原移住促進プロジェクト『椽』に賛同し、若い世帯の移住を後押しする活動を行っています。
これからも、古民家再生・空家再生を軸に、住まいてと共鳴し、丁寧な家づくりをし、その家を守っていく会社でありたいと思います。
そして思いは、住まいて方が次世代に引き継いでいかれる家になって欲しいということです。
そこに“心の原風景”が新たにできるはずです。
どうか皆様の豊かな暮らしのお手伝いをさせてください。